「無重力バランス洗浄®」による環境保護
「ドライクリーニング」から「水洗い」への移行は
「省エネ&CO2の削減」に繋がる
● ドライクリーニングで使用される石油系有機溶剤や塩素系有機溶剤等は、溶剤の製造過程で大量の熱源(重油)が使用されている。
● クリーニング店で使用される重油・ガス使用量の約半分(50%)がドライクリーニングの乾燥工程で使用されている。
● ドライクリーニングの洗浄力の限界(水溶性の汚れが残る)は、衣服の寿命を縮めて衣服の大量生産・大量消費を助長してしまう。
■なぜ「ドライクリーニング」をするのか?
●全体クリーニング量の約70%が「ドライクリーニング」されている!!
■なぜ「ドライクリーニング」なのか?
ドライクリーニングは MA値 10= 繊維・シルエットにダメージを与えない。
→ 仕上げにコスト・時間がかからない。
→ これが「ドライクリーニング」に頼る原因。
→ 但し、汚れ落ちが悪い(水溶性の汚れは繊維に残ったままになる)。
■なぜ「水洗い」をしないのか?
水洗いは MA値 40以上= 繊維・シルエットのダメージが大きい。
→ 仕上げにドライクリーニングの数倍のコスト・時間を要し、復元ができない場合がある。
→ これが「水洗い」が敬遠されている原因。
→ 但し、汚れ落ちは良い(汚れの大半を占める水溶性の汚れに強い)。
■水洗いの「無重力バランス洗浄®」なら省エネ(重油の削減、CO2の削減)
「無重力バランス洗浄®」は MA値 5「水洗い」だから汚れ落ちが良く、「ドライクリーニング」よりも繊維・シルエットにダメージがない。
→ ドライクリーニングと同等の仕上げコストで済む。洗浄力が高いため衣服を長持ちさせることができる(ECO)。
→ 従来の洗浄の概念を覆した唯一の洗浄方法
無重力バランス洗浄の詳細
MA値とは
洗濯機の物理的機械力の強弱を評価する基準として、デンマーク技術研究所で開発されたMA(Mechanical Action)洗浄テストで測定される値です。
MA洗浄テストでは、布の中心と四隅に直径35mmの丸い穴を5つ打ち抜いた25センチ角の平織り綿白布によるMAテスト布を使用します。
このMAテスト布を洗浄した後、その5つの穴の縁のほつれた糸の総数を測定し、MA値が求められます。
MA値の数値が小さいほど、繊維へのダメージが小さいことを意味します。
MAテストによるダメージ比較
ケアメンテの学会誌掲載論文一覧
「水洗い」でありながら省エネ&CO2削減を可能にした
「無重力バランス洗浄®」
省エネの取り組み成果として(当社比)
- ① 無重力バランス洗浄装置の導入前後を燃料使用量(重油&ガス)で比較した。2011年(導入後)の燃料消費量は、2007年(導入前)の25%~30%を削減できた。
- ② サービス業でありながら生産現場を完全週休2日にして生産ラインを止めた。その他、節電などによって光熱費(電気代)を約20%ダウンできた。売上は対昨年比で20%アップを維持(2010年と2011年対比)。
- ③ 集荷した段ボールはリサイクル業者に回収してもらい100%リサイクルを達成している。
2012年2月末現在
ケアメンテの学会誌掲載論文一覧