ハッピーは地球温暖化に
危機感を持っています
『Happyケアメンテ®』
『Happyケアメンテ®』創業の原点に遡ることで、
新世代の「着続ける服飾文化」が生まれる
メンテナンスフリーと言われる優秀な商品であっても、長年にわたり性能・性質を維持するためには「メンテナンス」が必要不可欠です。
それは、衣服などの服飾品の場合も同じです。「メンテナンス」には、“人の手”が大切な役割を果たし、そこが無責任に扱われると数年も経たないうちに廃棄せざるを得ない運命を辿ります。衣服の大量廃棄・大量生産の問題は、今や環境汚染・地球温暖化に大きな拍車をかけていることは周知のとおりです。
そこで、当社「ハッピー」は、創業の原点であった環境問題の「一本の道」に遡り、改めて自然循環型の『ケアメンテ®』=再生産事業によって、脱炭素社会(カーボンゼロ)に貢献していくことを宣言いたします。
同時に、世界の衣服メンテナンスをクリーニングと一線を画した『ケアメンテ®』へのバトンタッチに取組み、従来の「着捨て・使い捨て」の服飾文化から、10年・20年前に買った時の新品同様の、ディテール、色彩・色調、風合いのままで、世代を超えて「愛用、着用し続けて」繋いでいく服飾文化へと“Change”させてまいります。それが「ハッピーケアメンテ®」の役割であり使命です。
「ケアメンテ®」と「サイフル®」の
クロスマーケティングで
地球環境を守る
地球が悲鳴をあげている
国連のWMO(世界気象機関)は、2023年7月に 「地球が熱い! 米国56℃、中国52.2℃、イタリア49℃…まるで、灼熱地獄」と異常に高い気温に対する警告を発表しています。また、エアコンのフル稼働で電力がひっ迫し、それを補充するために、より大量の化石燃料を使い、さらに異常気象を作り出すという悪循環に陥っています。これは、もはや「人類の悲劇」、「地球の悲鳴」としか言いようがありません。
この異常気象を引き起こしている原因の一つとして挙げられるのが、服飾産業界による環境汚染です。国連の「広報センター」の資料によりますと、「服飾産業界」は、世界第2位の汚染産業であるとしており、年間で9200万トンもの衣服が廃棄されています。これは、一秒間でゴミ収集車1台分のスピードで衣服が廃棄されている計算になります。
大量生産・大量消費・大量廃棄から適量生産・適量消費に切り替えなければ温室効果ガスの抑制はできません。このままだと、地球温暖化傾向に歯止めがかからなくなり人類の危機に至ることになります。
世界は適量生産、適量消費へ
これが背景になって、2019年8月のG7パリサミットでは、グッチなどを手掛けるケリング・グループやバーバリー社などが主導し、衣服の過剰生産に歯止めをかけるという「ファッション協定」が締結されました。また、フランスは2022年1月に「衣類廃棄禁止令」の罰則法を制定しました。しかし、その浸透力は、まだまだ浅く遠い道のりと言えます。
ファッション服飾産業界と、それを販売する小売販売業界は、環境に及ぼす影響を和らげようとする運動を起こしていますが、「着捨て、使い捨ての服飾文化」を「愛用、着用し続ける服飾文化」にシフトチェンジしなければ、本当の意味での異常気象を抑制、削減はできないというのが、当社「ハッピー」の見解です。
これを後押しするかのように、先月(2023年7月初旬)、フランス政府は、地球温暖化防止に役立てるために、2023年10月から衣類や靴の廃棄を削減するため個人向けの修理補助金を支給すると発表しました。
フランス政府の施策内容は、衣類廃棄を防止する措置として、靴のかかと修理費:約1100円。衣服の修理費:約1500~3800円を個人に補助するというもので、政府が服品のメンテナンスに補助金を拠出するという今までにない施策です。
つまり、フランスの「衣類廃棄禁止法」や「服飾品の修理修繕補助金」は、直近の地球温暖化による自然災害を削減する世界に先駆けての政策立案法です。
今後、スウェーデンもフランスと同様の法制度を採択するとしており、日本も同様の政策が採られることを期待して止みません。
また、2023年7月31日付け「繊研新聞」の記事によりますと、グッチなどを手掛けるフランスのラグジュアリーグループ「ケリング」社の渉外担当責任者が2023年7月に来日し、「温室効果ガス(GHG)排出を35年までに絶対量で21年比4割削減する」という目標を公表しました。
エコデザインや原料の転換、AI(人工知能)を活用した需要予想のほか、素材のトレーサビリティにより適量生産に切り替えて大量廃棄をなくし、コーポレートガバナンスを徹底するとしています。ここで、注目すべきことは「ヴィンテージ品」の再販流通にも力を入れると公表している点です。高級ブランド各社の売り上げが中古品売買によって脅かされるのではなく、利益還流を助け、ひいてはカーボンニュートラルへ前進させる考えにシフトしているのです。
「愛用、着用し繋いでいく」服飾文化へ
言わば、「着捨て・使い捨て」の服飾文化を、買った時の新品同様の、ディテール、色彩・色調、風合いで、何十年と世代を超えて「愛用、着用し繋いでいく」服飾文化へと“Change”しようとしているのです。
つまり、当社「ハッピー」の提唱する〝広げよう、いい服長持ち/捨てられない「Happyの輪」?は、国連の提唱するSDGsと同列・並列にあるため、世界の服飾産業の潮流・トレンドになり、当社のケアメンテ技術は、今後ますます世界のラグジュアリー服飾ブランド社から求められることを確信しています。
実際に、ヨーロッパのトップラグジュアリーブランド社や小売販売会社(デパート等)との業務提携の依頼が増えており、その実績を着々と積み重ねています。
このことは、服飾産業界における既存の3Rと呼ばれている「Recycle(資源の作り替え)」「Reuse(資源の循環)」「Reduce(資源の削減)」にプラスした、当社「ハッピー」が提唱している4つ目の「R」=新世代に服飾品を新品同様の状態でバトンしていく「リレーサイクル(Relay Cycle)(資源の再生産)」の価値社会への潮流・トレンドが起きていくことが予測できます。
なぜなら、当社「ハッピー」の衣服再生産技術「ケアメンテ®」は、部品などのパーツを取り換えたり、作り替えるのではなく、買った時と同じような形状・形態、色彩・色調に戻すという、世界に類例のない特色・特質があるからです。
新品のように蘇った服飾品で、もういちど自分のお洒落を楽しみ、そして、その服飾品を親から子へ、子から孫に繋いでいくことが、3Rに加えた新世代の「4R=リレーサイクル」であり、それが、当社「ハッピー」の提唱している自然循環型のサーキュラーエコノミー(資源循環経済)だからです。
つまり、「4R=リレーサイクル」社会の実現によるサーキュラーエコノミーは、当社「ハッピー」の役割・使命であり、衣服再生産技術「ケアメンテ®」を主軸とした、温室効果ガスCO2を抑制するための資源循環経済構造の仕組みで安心・安全、健康な生活環境の新・価値の経済社会を造っていくことであるという認識を深くしております。
当社「ハッピー」は、今後も「ケアメンテ®」とフリマサービスの「サイフル®」クロスマーケティングで、地球温室効果ガスの削減に尽力してまいります。